甘味とコクがあり、飲み飽きることのない、
まろやかさが、益田さんの深蒸し茶の魅力。 |
大切なのは自然のバランス

「慣行栽培のお茶畑の土は、化学肥料の投入によって強い酸性土になり、虫も棲めない、草も生えない状態です」と話す増田さん。「でも、農家にとっては雑草が生えないほうが都合良いのでは?」と問いかけましたが、「いや、違います。それは自然な状態ではないですから」ときっぱり答えました。
増田さんの畑は、虫もいれば草も生える自然なままの土です。そして、草取りは一家総出の重労働。そうした手間をかけてでも自然な状態でお茶を育てたい、というのが増田さんの頑固なまでの信念です。ちなみに慣行栽培の茶畑はph値2〜3という強度の酸性ですが、増田さんの畑ではph5.5。これが酸性に偏り過ぎない自然な状態だそうです。
「自然の生き物はすべてがバランスを保ちながら共生しています。バランスが取れていれば、特定の虫だけが大量発生することはほとんどありません。本来、害虫などというものはありません。自然界ではすべて必要があって存在するのですから」
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